7月後半

七月はやけに忙しなくて、研究があまり進まないまま終わってしまった。その理由は、Barcelonaで開催された情報系の国際会議 ISIT2016や、そのサテライト会議beyond i.i.d 4、 そして、その流れで大量のゲストが研究室を訪れたことにある。

そもそも全てはISITから派生しているために、多くのイベントは情報系に関するもので、物理系の僕にとってはちょっと微妙っちゃ微妙だった。 のだけれど、色々と勉強になりました。そして、疲労がとても溜まりました。

7/16 (Sat.)

七月もあっという間に中盤。

フランス旅行から帰ってきた翌週は、アリゾナ大でポスドクをやっている大学時代の友人が出張がてら遊びに来ていて、 バルセロナ巡りをした。
基本的にはスタンダードコースを回ったのだけれど、夏のバルセロナ観光は気温との戦いであることを実感。暑かった。
ただ、よくよく考えると、例えば真夏の東京を観光するのに比べたらまだまだ楽なのかな?こっちだと、日影に入ればだいぶ涼しく感じるし。


そんな最中に行われた参議院選挙は、大方の予想通りの結果。

どちらかと言えば、「民進党の一人負け」と言った方がいいのではないか、と思える結果ではあるけれど、何にしろ、これで改憲賛成派の党が2/3以上になった。 ニュース等では、「改憲派と言えどもその内容は千差万別だから、自民党の改正案が発議されるわけではない」との主張も聞こえるけれど、改憲賛成派の党と自民党との距離を鑑みるに、 多少のやりとりはあろうとも、自民党の案をベースにした改憲が発議される可能性は高いように思える。

改憲自体が悪いということではないけれど、「俺が法だ」的な勢力が行う改憲には反対。そして、イギリス国民投票の結果と、日本のマスコミが政府に完全にコントロールされている事実と、 さらに、日本人の「私は馬鹿だから、賢い人に従うわ」という文化を考えると、僕は今の自民党による発議にすら反対。
そうは言えども、今回の選挙結果が全てなので、仕方がないんだけども。

さらに言えば、子育て支援とか、投資失敗による年金損失の問題とか、ヘリコプターマネーにまで手を出す可能性のある経済政策とか、そういうの全てを含めて、本当に日本にはうんざりする。
これが、本当に世論を反映している結果なのであれば、日本にうんざり。
世論を反映しておらず、結局のところ、組織票で政治が動いているのであれば、そんな現状と、そんな現状を変えようともしない人たちにうんざり。

可能であれば日本以外の国でずっと暮らしたいものだが、僕みたいな人は日本の方が職を見つけやすいんだよなぁ・・・。


そんなことを言っている間に、フランス・ニースでのテロアタックや、トルコでのクーデター失敗。

差別主義で有名なフランスでは、傍から聞いているだけで、内部の不満が高まっている気がする。そういった、フランス国内での理不尽な差別を受けている人たちにとって、 ISによるテロのグローバル化は圧倒的に説得感のあるexcuseとなり、これからもホームグロウンテロが多発するのではないか、と思えてくる。
少なくとも、フランスやアメリカ国内でのテロは、ISは遠因でしかないのではないか。僕はテロの歴史やフランス・アメリカのことをあんまり知らないので、適当に書いているだけだけども。

トルコは、どうなっちゃったんでしょう?数年前までは安定した国だったのに。

翻って日本を見ると確かに安全だ。
しかし、日本での差別というのは、フランスやアメリカにも類をみないくらい陰湿だと思う。その不満が、いつかホームグロウンテロという最悪の形になって表面化するのか、 それとも、今まで通り、差別された人たちが自殺するという形で黙殺されていくのか。

どちらにしても、明るい将来じゃない。
でも、日本の経済は(たとえ見せかけであっても)世界有数なので、弱者がどうなろうが問題ない。The ネオリベラリズム。

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