2月総括

一月二月は、ドイツにいた時に仲良くしていた友人たちが遊びに来てくれた。基本的にはドイツから。
そのおかげもあって、Casa Milaにも入れたし、やはり何かのきっかけが与えらえるということはいいことだ。

Casa Milaは、なんと言えばいいのか、いつも通りの「ガウディ色」満載の家だった。でも、Casa Batlloに比べると、 もう少し住みやすそうな気がする。Casa Batlloは壁も天井もうねうねしていて住み勝手が悪そうだったけど、Casa Milaは芸術的自由度と住み心地が両立してそうな気がする。

あと、菓子職人の友人が遊びに来たということで、バルセロナにあるbuboというお菓子屋さんに行ったんだけど、そこのチョコレートケーキが本当においしかった。
僕はあまり甘いものを食べないので、お菓子に対する僕の評価にどれくらい価値があるのかさっぱり不明だけども、少なくとも僕の人生で食べたことのあるチョコレートケーキの中では一番と断言できる。 まぁ、繰り返すけど、僕はチョコレートケーキすらあんまり食べたことないんだけど。
話に聞くには、そこのお菓子屋さんのオーナーは、十年ほど前にそのチョコレートケーキで世界一を取ったんだとか。やっぱり世界一は何であっても半端ない。


さて、研究の方は、というと、一月に参加した国際会議の後の高揚感もさっぱり薄れ、再び証明ができないことに悩む停滞感満載の日々を送った。
研究なんてそんなもんですな。あんまりすごい結果には至らなさそうだということが徐々に判明しつつあるので、きりのいいところで終わりたいんだけど(そして、大きなキリがすぐそこに見えているんだけど)、 あと一歩が乗り越えられない感じ。

そうやって悩むことも将来につながると信じよう。

2/16 (Tue.) to 18 (Thu.)

もはや恒例になりつつある、二月のスキー旅行。しかし、今年はバルセロナに住んでいるため毎日が暖かく、あまりスキーに行く雰囲気になれなかった。 15度以上のぽかぽか陽気に包まれながらパウダースキーを想像するのは簡単ではない。
そして、今年はあんまりお金もないということで、スイススキーは諦めて、近場のスペイン最大級のスキー場Baqueira/Beretに行くことにした。

スペインのスキー場だけあって、リフトのかけ方は大ざっぱで、とにかくほぼすべてのリフトが山頂近くまでのロングリフト。日本みたいにちょこちょこと短いリフトばかりとは完全に対極。
ということで、一回長いリフトに乗って、長く滑り降りるというスタイルだった。
今年は暖冬ということもあってコース外にはあまり雪がなかったけれど、雪がたまりやすいところにはきちんと溜まっていたし、パウダーとまではいかないけれどひざ下くらいの新雪を気持ちよく滑れた。

唯一の問題点としては、ちょっと傾斜が緩いことかな?去年と一昨年に行ったスイスのスキー場Verbierは世界的にもエクストリームなことで有名なので、 そんなスキー場と比べるのがそもそも酷なのかもしれないけど。


しっかし、日本に帰ったら、日本のスキー場で果たしてスキーを楽しめるのかな?正直、圧雪バーンとルールだらけの監獄のようなスキー場で、スキーを楽しみ続けられる自信があんまりない。
日本ではスキースノボ人口の減少が叫ばれて久しいが(そもそも、バブル時代の人口を基準にするのが間違っているという気もするけど、それはさておき)、スキースノボ業界は、 本当にその問題に対して真剣に取り組んでいるんだろうか?

自分の主観的な意見を言えば、日本のスキー場は自由度が極めて低い経営をしているから、スキーやスノボをある程度マスターした人たちがスキー場でやることがなくなり、自然と足が遠のいていっている気がする。
多くのスキー場は、未だに昔ながらの「スキー初心者→中級者→上級者→スキー検定」というスキーヤー像を前提とした経営をしているのではないだろうか? そこにせいぜい毛が生えて、スキーパークくらい作っておけばいいだろう、みたいな。
そんな、上から目線で「楽しみ方」を与えるだけで自由度がほとんどないスキー場に、多くの人を呼び込もうというのは、経営者の傲慢だと思う。

やっぱり、スキーが楽しいのは、色んな事が出来るからであって、その自由を尊重しないスキー場経営が成功するとは思えない。
もちろん、日本の雪山が、ヨーロッパの雪山に比べて入り組んでいて遭難しやすいから、こっちのスキー場みたいに「どこを滑ってもいいですよ、あなたのご勝手に」みたいな経営はできない。 でも、できないからといって、「少しでも危ないところは全て禁止」という態度で経営したら、ウインタースポーツの未来を潰しているのも同じ。
重要なのは、カスタマーの「自由に滑りたい」という欲求を最大限尊重しつつも、本当に危険な場所だけはクローズする、という経営方針だと思うんだけどな。
まぁ、こういう話をすると、悪名高い「責任問題」ってのが出てくるから日本は難しいのだけれど・・・・。

スペインのスキー場で、ちょっとした崖を飛び越えながら滑っているエキスパートスキーヤーや、 アップヒルでバックフリップをかまして(派手に転びながら)遊んでいる子供たちを見て、日本のスキー場の不自由さを感じずにはいられなかった。
あぁ、日本が、責任の前にまず自由を認める国になってほしい。

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